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アドラー心理学講座
アドラー東北
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どう対応するか判断に悩むことは
誰でもありますよね
アドラーの本を読んだり、講座を受けても、日常生活でどう対応したらいいのか、どう応用したらいいのか、迷うことは多いものです。
なぜなら毎日の生活は場面場面の連続で、同じ状況は一つとしてないからです。
「これで合ってるのかしら?」
「どう対応したらいいんだろう?」
「困ったなあ、どうしよう。」
このページをご覧のあなたも迷いの連続ではないでしょうか?そんなあなたに役立つ一つの方法について書いておきます。ご活用くださいね。
子どもの能力を伸ばすには
どう対応するかが大事
「合っている」というのは、アドラー子育て・対人関係法の場合には「双方にとって役に立つか、もしくは等しくリスクを負うとかOKであるか、グループにとって役に立つか」といったことが判断基準になります。
片づけない子どもの事例です。
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いくら言っても片づけない子ども。自分の部屋は散らかり放題。
本は山積み、ベッドの上は脱ぎ散らかした洋服であふれ、食べたスナック菓子の袋やら飲み終えたペットボトルが床にゴロゴロ。部活で汗をかいてそのまま寝っ転がってしまうので汗のにおいやらもかなりきつい。
不衛生この上ないので何度も片づけるように注意しているがさっぱり片づけない。そうこうしているなんだかにおいが気になってきた。夏場だしエアコンつけっぱなしにして窓も開けないから何とも言えないにおいが籠る。
何とか片付けてもらう方法はないものか。
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対応の選択肢はいくつか考えられますよね。
1.我慢できなくなった親が子供がいない間に片づけてしまう。
2。子どもと喧嘩になっても言い続ける。
3、子どもに声をかけて一緒に片づける
4.放置する
さて検証フレーズです。
「~な時に親が~すると、子どもは何を学ぶか?」
1番をこのフレーズに当てはめて考えてみましょう。
「子どもが部屋を片付けない時に、親が我慢できなくなって子どもがいない間に片づけてしまうと、子どもは何を学ぶか?」となります。
何を学ぶかといえば「自分のことを自分がやらなくても親がやってくれる」ということを学ぶかなとそう思います。そうすると「本来自分がしなければならないことも、やりたくなければやらなくても誰かがやってくれるものだ。」という風に考えて「やりたくなければやらなくてもいい。なんとかなる。」という課題への取り組み方を自分の方法にしてしまう恐れがあります。
同様に2~4についても皆さんがそれぞれに検証なさってみてください。
親子に限らず、身近な人間関係や職場の人間関係でも同様の検証フレーズで自分の対応は合っているのか、当事者双方やグループにとって役に立つのかの検証ができます。ベストを求めずベターを選択することもこの際のポイントになります。オールOKではなく部分OKでもいいのです。
自分のことを考えるならまだしも相手のことまで考えなければならないのは簡単なようで大変なことでもあります。「なんだかよくわからないけどあれもこれも自分が考えなきゃならなくてすごく忙しい」なんて感じておられる方は、今の対応を検証して見られたらいいのではないかしらと思います。
自分がどうしたいか、どうするかはやはり当事者である本人が考える方が好ましいでしょう。
しっかり課題を分けて対応していきたいものです。
検証フレーズぜひご活用くださいね。
日本アドラー心理学協会認定・マスタープラクティショナー
日本支援助言士協会認定・コミュニティカウンセラー
日本ブリーフセラピー協会認定・ブリーフコーチ・エキスパート
ヒューマン・ギルド社認定
SMILEリーダー、ELMリーダー&トレーナー
誠実に一生懸命に丁寧に
15年の臨床経験に基づいて「受講生さんを笑顔にする」をモットーにしております。ご相談はお気軽に。
思春期の子どもとの関係に悩んでいてアドラーの本に出会い受講しました。子どもを支配しようとしていた自分に気づかされました。何から取り組んでいったらいいのか明確になり、重くのしかかっていた悩みから解放されました。