仙台・オンラインで
親や配偶者などの身近な人間関係の悩み相談・解決
アドラー心理学講座
アドラー東北
お電話受付時間 | 平日・9:00~17:00 |
---|
休日 | 不定休 |
---|
アドラー心理学では子どもが不適切な行動をするのは、適切な行動をしようとする勇気をくじかれたり、また適切な方法を知らなかったりするので、と考えます。いずれもなんらかの目的があってしているのですが、おおむね親や周りの人たちの関心・注目を得たいというのがほとんどのケースです。以下の三つのポイントで事例を見ていただくと子どもの考えと行動の参考になるでしょう。
子どもが不適切な行動をするのは、居場所がないと感じた時(所属感)、自分は役に立っていないと感じた時(貢献感)、自分が大事にされていないと感じた時(自尊感情)のいずれかを取り戻そうとして間違った方法をつかっていると考えられます。いずれも所属・貢献・自尊は目的としては悪いものではありません。方法が間違っているだけです。これらを三つ同時に持てていることをアドラー心理学では共同体感覚を持てていると見なし、人間が精神的に健康な時のバロメーターと考えます。
一口に子育て・親子関係の悩みと言ってもひとそれぞれのケースがあるわけですが、アドラー心理学に沿ってどう対応しどう改善したのかについて掲載しておきます。どうぞご参考になさってください。なおアドラー東北(仙台)では、不登校については不登校の専門HPがあります。そちらに詳しく不登校を取り上げておりますのでどうぞご覧ください。
***掲載事例***
疲れやすい子ども、やりっぱなし(自分の部屋や使ったものを片付けない)、まとわりつく子ども(かまってちゃん)、子どもについ手をあげてしまう、つい他の子どもと比較してしまう、勉強をしない子ども、わざと親の嫌がることをする、子どもに馬鹿にされていると感じる、子どもに振り回される親、自分でやるべきことをやらない、登校しぶり、こどものしつけと虐待、言葉がなかなか出てこない子供、駄々をこねる子ども、生意気な子ども、暴力的な子ども、おねしょが治らない、汚い言葉を使う、兄弟げんかが多い、子育てと仕事の両立、反抗期の子ども、嘘をつく子ども、子どもにイライラ怒ってばかりいる、親のせいにする子ども
学校へ行って帰ってくると疲れ切ってしまい、何も手につかなくなる。疲労を訴えるお子さんには、学校のルーティン以外の人間関係の疲労が考えられます。
人の気持ちに過度に敏感であれば、勉強や部活以外に常に人間関係で緊張を強いられているという側面があるのです。基本的な他者への安心感に欠けているともいえます。
どうして他者への気持ちに敏感になるのかといえば、親の感情に振り回されて育ってきたという要因が考えられます。
親が感情的であることの弊害はたくさんありますが、一番影響が大きいのが他者への安心感の欠如であるとアドラー東北(仙台)では考えます。アドラー心理学でできるだけ早く「感情のコントロール」を学んで、子どもに対して感情を使って動かそうとするのをやめることが大事です。
感情のコントロールはSMILEでも学ぶことができます。
うちの子さっぱり素直じゃないんですよ、言う事を聞かないんです。
そんな風に感じておられませんか?「素直」であるということはあなたにとってどういう意味があるのでしょう。
「黙ってこちらの言うことを聞く」ではないでしょうか。これは服従です。
今までとてもいい子だったのに・・急に反抗的になって・・と感じているとすれば、今まで子どもの方が親の気持ちを察して親の気持ちに沿ってきただけかもしれません。
「あなたは素直でいい子ね」と言われるので「そうしなければならない」「親の言うことは聞かなければならない」と思ってきたのかもしれません。
そうだとすると「生意気」は自分の本当の気持ちに気が付くようになったと言えるのではないでしょうか。そしてその気持ちを言葉にしてあなたに伝え始めたと言う事ではないでしょうか。
それは反抗ではなく、精神的な自立へむかって歩みだしたと言う事なのだと思います。
部屋を片付けない、おもちゃで遊んでそのまま散らかして片づけない、お子さんには良くあることです。
これが大人になるとやりっぱなしの人になってしまっては困ります。
もしも今あなたがそれを片付けているとしても、それでは大人になってもあなたが後をついて片づけなければならない羽目になりますしそれは現実的ではありません。
あなたが片づけるから、散らかしてそのままにしても大丈夫と思ってしまっているのかもしれません。
片づけるように声をかけて、それでもしない場合には、片づけないことで起きる困った事態を体験してもらうしかありません。子どもの後始末をして歩くフォロアーに親がならないことが大事です。フォロアーがいる限り子どもは自分のことを自分でしようとはしません。
常時子どもがまとわりついて親から離れようとしない。「まとわりつき」「かまってちゃん」などの子育ての悩みを抱えた方は多いようです。
そういう場合にはすでに親が子どもに手をかけすぎている、関わりすぎているという傾向があります。
常時親が関わることに慣れてしまった子どもは、親がそばにいないと不安を感じるのです。
「一人遊び」ができるようにしていくことと、子どもの発達段階に合わせてできるだけ自分のことは自分でしてもらい、親が関わらなくても自分でできるという安心感を持ってもらえるように工夫していくことが必要です。
子どもの発達段階については下記ページをご参考になさってください。
何度言ってもわからないからとつい手をあげてしまう。そんなことも時にはあるのではないでしょうか。そのうち自分でもいけないとわかっていながら手を出してしまうことを繰り返してしまい自責の念、子どもをかわいそうに思ったりしている方は多いようです。
この方法は親も子供も幸福にはなれません。でもどうしたらいいのかと自分でも悩んでおられる方は意外と多いのです。
アドラー心理学を学ぶと「怒りの感情」は制御不能なものではないということがわかります。怒りそのものを使わず他の方法で伝えることをトレーニングします。そのことによって、怒ることはもちろんですが、怒りをエスカレートさせて手をあげることの必要を感じなくなるので、次第にやらなくなっていきます。どうするのが親と子にとってより良き方法なのかを学ぶことができるのです。
赤ちゃんは泣くなどの感情に訴えることでしか自分の気持ちを伝えることはできませんから、その方法を使うしかないのですが、言葉を使えるようになってもその方法でわかってもらおうとする子供は多いものです。
泣く、わめくといった感情的な方法で自分の気持ちをわかってもらおうとしたりすることはこれからの人間関係を良好にすることにはつながりません。
その方法しか知らなければ大人になってもその方法を使い続けるでしょう。
そんな時は、「泣いたりわめいたりしないで言葉でお話しして欲しい」と伝えることです。
その繰り返しで、子どもは言葉で伝えることが大事であると学ぶことができます。言葉で自分の気持ちを伝えることを覚えると感情を使って相手に自分の気持ちをわかってもらおうとしなくてもいいのだということを学ぶことができるのです。
よくないことだとわかっていながらつい兄妹同士を比べたり、他の家の子どもと比較してしまうことは良くあることです。
問題はそのことで足りない部分を子どもに要求してしまう事ではないでしょうか。また親御さん自身がそのことで自分の親としての資質に自信が持てなくなることもあるでしょう。
違いはその子の良さだとアドラー心理学は考えます。下の子がもっとお兄ちゃんのようにはっきり話してくれればいいのに、と思うのであれば、下の子は思慮深く謹み深い子どもであると言えると思います。
アドラー東北(仙台)でアドラー心理学を学ぶことで子どもの良さを発見した方はたくさんおられます。またその子の欠点と思っていたところは実はその子の長所であり、強みであることもわかるのです。
「どうして勉強しなければならないの?」
「どうして学校へ行かなければならないの?」
お子さんは素直に自分の疑問をぶつけてきます。そんなとき「どうしても!」と答えたりしていませんか?
お子さんは納得さえすれば割と素直に親の助言を聴くものですが、上記のような答えだと勉強にしても学校へ行くことについても納得しないまま意味を持てないままになってしまっていると思います。
そうすると何かがあればすぐにでも勉強するのをやめてしまったり、学校へ行くのをやめてしまったりするでしょう。
私たち大人はそのあたりについて当然と思って考えることはありません。でも当たり前のことにっ子どもが疑問を感じるのが日常です。どう答えたらいいのか自分の為にも考えてみるのは、子育ての一貫性という意味でも大切なことではないでしょうか。
アドラー心理学では「社会のお役にたつ人間になるために」という明確な目標がありますし、アドラー東北(仙台)につどっていらっしゃる方の中にはこのビッグクエスチョンに応えられない方がたくさんおられます。意味のないこと、意味のないことをしなければならないことは大人にとっても辛いように子どもにとっても辛いことなのではないでしょうか?
「どうしてうちの子はわざわざ私が嫌がるようなことをするのかしら?」
お子さんがわざと親御さんの嫌がることをしていることがあります。
つい憎らしいと感じて声を荒げて叱ってもその行動をやめることはありません。
なぜならお子さんにはお子さんなりの理由があるからです。アドラー心理学では「その行動で得たいことは何か」と考えます。
もしかしたらちゃんとやっているのに親が自分のことを見てくれない、認めてくれないと感じてわざと親を困らせることであなたを自分に向かせようとしているのかもしれません。
わざと困らせるような行動がある場合には、普段のできていることに親が注目し勇気づけできているかどうかが大事になります。普段のできていることとは、私たち大人が「当然でしょう」とか「当たり前でしょう」と思って見過ごしていることです。
ちゃんとやっているのに認めてもらえないと感じた子どもがわざと・・という行動をとっている可能性が高いことを知っておきましょう。
小学校の高学年ぐらいになると子どもはもう大人と思考がほとんど変わらず自立し始めます。
そうすると親の矛盾や筋の通らないことがよく理解でき、親のことを冷静に見ているようになります。
~したら親は~するだろう、という予測を立てて行動することもできます。その反応がわかった上でどうしたら自分にメリットがある結果が得られるだろうと考えるのです。
子どもの方が理にかなったことを言ったりすると親は生意気だと感じたり、自分の矛盾を突かれたように感じて馬鹿にされたような気持になることがありますが、子どもが自分とすでに変わらない思考をしていること、自立し始めたことを知ることでもあるのです。
子育てに一貫性がないと、親は常に子どもに振り回される結果となります。
場当たり的な対応をし続け、気が付いたら自分はなんだか忙しいし、子どもは親に対してやりたい放題、言いたい放題になってしまっています。
毎回のことながら「どうしたらいいのかわからない」状態でアドラー東北(仙台)を訪れる親御さんが後を絶ちません。
アドラー心理学の子育て法を早めに知っておくととても役に立つのですが、切羽詰まらないとなかなか行動を起こさない方が多いのです。早めの対応が未来を担う子供の教育には欠かせないと言えると思います。アドラー東北では子育て法をSMILEという親子関係プログラムでご提供しています。
親は子どもが自分のことは自分でできるようになってほしいと考えています。
ところが今の対処がそれを阻んでいるとは考えません。
朝起きられない子供を学校に間に合うように起こしていませんか?
子どもは何を学ぶのでしょう。自分で起きなくても親が起こしてくれると考えます。
これではいつまでたっても子どもは自分で起きられるようにならないでしょうし、起きようとしません。誰かが助けているうちは自分でしようとはしないものです。
親の方もどうしたら自分で起きられるようになるだろうかという工夫が必要なのです。
不登校にまではなっていないけれど、どうも最近学校に行きたがらない、という登校しぶりのご相談は意外と多いです。
親は「自分の子どもがこのまま不登校になってしまうのではないか?」という不安に駆られます。
現実にはそうなっていなくても、もしかしたらという不安が子どもに無理を強いるのです。
大人と同じように子どもも心の休憩が欲しいときがあります。
まずはなんとなくお子さんが学校に行きたがらないようだなと感じたらお子さんの気持ちを聴いてみましょう。
そのためには普段からお子さんと話し合う、話し合える関係が築けていることが大事です。
しつけと称して虐待をし、子どもを死なせてしまったという事件が起こっていますが、そもそもアドラーの子育て法に子供を傷つけるという選択肢はありません。
子どもとどうしたら仲良くなれるかという方法論なので、傷つけてしまったら仲良くなれないからです。
もちろん思わず感情的に叱ってしまうことは人間ですからあるかもしれませんが、それでもそれが高じてということはなくなります。
叱ってばかりいて自分を止められない、このままでは虐待してしまいそうで怖い、と子育てをしながら考えておられる方もいらっしゃるかもしれません。アドラー心理学を学ぶと感情を使わないで別の方法を取ることができますので、こういった不安や恐れからも解放されるのです。
どういうことなのか説明を子供に求めるときに、大人はついついせかしてしまいます。
なかなか子どもの口から言葉が出てこないのでイライラしてしまうのです。
そしてどんどん詰問口調になっていきます。子どもが上手く話せない場合には親のせかしがセットになっています。
子どもが自分の気持ちをなかなか話せないようだと感じたら親が対応を変えることが必要です。
感情的にならずにだまって言葉が出るのを待つ、そうすると子どもは安心して気持ちを話すようになります。
アドラー心理学の子育て法で大事なことは、不適切な行動で親に自分の要求をして、それを通す癖をつけさせないことです。
買いものへ行ってほしいものを買ってもらえないからといって駄々をこねる。
自分の思い通りにならないからと言ってぐずる、泣くなどの行動をした場合に、要求をのまないことが大事で、成功体験を積ませないことです。
不適切な行動ではなく、言葉で伝えるように促すこと。「何をしてほしいの?どうして欲しいの?そういう方法ではなくて言葉で言ってご覧。」といったような問いかけをしていくことです。
駄々をこねなくても、泣きわめかなくても、言葉で伝えればいいということがわかると、こどもは不適切な行動をとる必要を感じなくなり、しなくなります。
親の対応が子供の習慣を作ると言う事、「この対応で子どもは何を学ぶか?」を常に考えて対処したいものです。
アドラー心理学の子育て法は、アドラー東北(仙台)のSMILEという講座で学ぶことができます。
子どもは親が考える以上に真実を見抜く能力を持っています。
子どもの言動が生意気だと感じるのは、自分の言動の矛盾を突かれたり、子どもの言っていることの方が本当だったりするからではありませんか?
親としての自尊心が傷つけられたと感じて、「生意気だ」と感じるのではありませんか?
生意気なことは悪いことばかりではありません。自分の意見や思ったことを言える素晴らしい特性だと言えます。もちろん言い方についてはこれから子ども自身が学んでいく必要はあるかもしれませんが、「生意気だ」といってその能力をつぶしてしまうようだと自分の気持ちを言えない子供になってしまいます。
そのことの方がリスクは大きいように思います。子どもの意見を言えるという特性をどうより良き方向へ伸ばすことができるだろうかと考えるのがアドラーの子育て法です。
つい手を出してしまう。子ども同士の喧嘩ではよくあることですが、相手の子どもを傷つけたりけがをさせるようではうまくありません。
「いけません。」と感情的に叱るとその場ではやめるかもしれませんが、また同じことを繰り返してしまいます。
なぜ暴力をふるってはいけないのか、についてどうしたら子どもに納得してもらえるのか、親も工夫を凝らすことが大事です。
子どもは納得すればその行動をやめます。しかしながら親がその行動をしているようでは説得力がありません。
親が穏やかな人間関係や夫婦関係を見せていることが子供にもよい手本になるのです。自分ができていないことを子どもにやらせようとしても子どもには到底納得は得られないことを覚えておきたいものです。
おねしょは、子どもが無意識で使う「親の注目を集める方法」の一つとアドラー心理学では考えます。
子どものほとんどの問題行動の相手役は親であり、親の注目を得るために不適切な行動をします。
子どもが自分一人だったときは何をしなくても親は自分に注目を与えてくれていましたが、他の兄妹ができると、今までと同じでは自分にだけ注目してくれないことを知ります。
その方法としておねしょを選ぶ場合があるのです。
これは子どもが感じる初めての劣等感だと言えるでしょう。この劣等感をどう活かすか、不適切な行動でそれを補わせるのか、それとも家族と言う共同体にとって建設的な方法で補償させるのか、大事な子育てのカギと言えると思います。
家族にとって役に立つ存在としてこの劣等感を補償できるようにするためには、積極的に新しい家族の世話をしてもらうなどの働きかけが必要です。そうすることで子どもは注目も得られ、また自分が役に立っているという貢献感を持て、居場所もあると感じられ、おねしょといった不適切な行動をとる必要が結果としてなくなるのです。
「そんな言葉をどこで覚えてきたの?」とびっくりするような言葉をお子さんが口に出すときがあると思います。
原因は様々考えられるでしょうが、原因をなくすことは現実的ではありません。
それよりもそういった言葉を言われた側がどんな気持ちになるのか、繰り返し話し合うことが大事です。
小さいお子さんだとその言葉があまりいい意味ではないと分からずに面白がって使っている場合もあると思います。
また普段から大人同士の会話も丁寧な言葉を使うようにしましょう。お子さんに対してもそうですが、一人の人間として、穏やかで優しい言葉を周りの大人が使うようにしたいものです。
家庭内が競争原理やタテの関係で築かれていると、当然のことながら兄弟同士も競争するようになります。
どちらが上でどちらが下か、どちらが親により大事にされているかといって争うのです。
もともと兄弟の問題は兄弟間の課題であり、親は踏み込むことができませんが、家庭内の基本的なシステムを変えていくことは必要です。
夫婦が競合関係(どちらが上でどちらが下かといった競争)になっていたりすると、子ども自身もそれが世界であると思い込んでしまうことは当然ありうることです。
家庭は、いわゆる子どもにとっての「小社会」です。それぞれの相手の良さを見てお互いに協力し合う関係を築いていくことを学ぶ場でもあります。
子どもがある程度の年齢になると、仕事に復帰しようとか、パートに出てみようとか、考える方も多いようです。
ところが子供の問題がでてくると、自分が仕事に行って子どもに愛情をかけてやれないことが問題なのかと考えてしまう方がおられます。
子どもの問題と自分の仕事とは関係がありません。まったく別の問題です。
子どものためと言って、自分のやりたいことをあきらめたりやめたりするのは決していい事とは言えないと思います。
もしもあなたが仕事をあきらめたりやめたりするのであれば、それは子供のためというよりもあなた自身の個人の問題があると考えるべきでしょう。
中高生になると俄然子どもは自立心に目覚め自分の世界を大事にするようになります。
その世界に親が踏み込んできたと感じるとき、子どもは猛烈に反抗します。
アドラー心理学では、親子関係や人間関係がうまく行かないとか、トラブルになったときには「相手の課題に踏み込んでいる」もしくは「自分の課題に相手を踏み込ませている」と考えます。
子どもの将来、子どもの生活、子どもの人間関係は、子どもの課題であり、子どもの了解を得ないで勝手に子供の課題に踏み込むことは、子どもの反抗心をあおることになります。
アドラー心理学を学んで課題を分けられるようになり、支援の方法を学ぶことで、反抗的な態度を子どもが取る必要を感じなくなるのです。
「どうしてこんなにすぐばれるような嘘をつくのかしら?」とお子さんが嘘をつくことについて悩んでおられる方は多いです。
ご自分が嘘をつくのはどんな時でしょうか?きっと誰かに責められるとか罰せられることが予測できるのでそれを回避しようとするのではないでしょうか?自分のプライドが傷つくことを恐れてではありませんか?
お子さんも同様に自分を守りたいと思っています。大人と同じでお子さんにもプライドがあるのです。
もしもお子さんが嘘をついたり不適切な行動をしているときに「叱る」「罰する」などの行動でやめさせようとしているなら、それは他の方法に変えていくことが必要です。
お子さんが正直に事実を話しても大丈夫だと感じたり、言っても自分のプライドは傷つけられないと感じれば、うそをつく必要がないので嘘をつくことはしなくなるでしょう。不適切なこういった行動については、アドラー東北(仙台)の親子関係セミナーSMILEで学ぶことができます。
お子さんを叱る、イライラする、これは親御さんにとって、とても疲れることです。
できることなら怒りたくないと思っておられるのではないでしょうか?
アドラー心理学では、感情は自分で作り出して使用していると考えますので、学んでいくうちに「怒り」などの感情を使わなくなっていきます。
他の方法を使えるようになると、わざわざ作り出して使う必要がなくなるのです。
だんだん腹が立たなくなったという段階を経て、怒りそのものが起こらなくなっていきます。
起こす必要がないので起こらないのです。イライラから解放されると自分も本当に楽になると思います。
子どもが本来自分の問題を親のせいにするということは、親が過保護過干渉していることのサインです。
「忘れ物をして先生に叱られた、お母さんのせいだ。」と言われたらたぶんあなたは変な気持ちになるはずです。
日常を振り返ると、きっとあなたは忘れ物をしないように、お子さんに付き添って明日の準備をしていたり、「忘れ物はない?今日は~が必要でしょう?もった?」などと細かく注意をしていることでしょう。
こういうことを繰り返していると、もしも何か用事があって一緒に準備をしてあげられないことがあれば、子どもは忘れ物を親のせいにするようになります。
本来忘れ物をしないようにするのは誰の問題でしょう?
そうです、お子さんの問題なのです。親御さんが付いていなくても自分でできるようになることが好ましいことで、それが自立につながります。課題の分離は、親が子供の課題に勝手に介入し自分が子供の問題を解決してしまわないようにするために必要なのです。
子どもは自分のことを自分の問題として取り組むようになると、だれのせいにもできなくなります。
「お母さんのせいだ」と言われたら課題の分離・課題分けが出来ていないのです。
日本アドラー心理学協会認定・マスタープラクティショナー
日本支援助言士協会認定・コミュニティカウンセラー
日本ブリーフセラピー協会認定・ブリーフコーチ・エキスパート
ヒューマン・ギルド社認定
SMILEリーダー、ELMリーダー&トレーナー
誠実に一生懸命に丁寧に
15年の臨床経験に基づいて「受講生さんを笑顔にする」をモットーにしております。ご相談はお気軽に。
思春期の子どもとの関係に悩んでいてアドラーの本に出会い受講しました。子どもを支配しようとしていた自分に気づかされました。何から取り組んでいったらいいのか明確になり、重くのしかかっていた悩みから解放されました。