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反抗期

反抗期は本当にあるのか?

中学ー高校・難しい年ごろだから・・
で片づけていませんか?

早い子どもですと小学校の高学年ぐらいから「自立」へ向かって歩み出します。

「自立心」が芽生え、自分のことは自分で考え、自分で決めたいのです。

それに対して親は子どもがいつまでも幼いころの子どもと同じであり、自分が何とかしてあげなければと感じ、これまでどおり手をだし口を出すことが多いのではないでしょうか。

当然のことながら子どもは嫌がり「口をきかない」とか「無視する」「暴言を吐く」と言った反抗的な言動をするようになります。

これがいわゆる「反抗期」と言われるものです。一般的には誰にでもあることと考えられていますが、それは本当にそうなのでしょうか?

「難しい年ごろだから仕方がない」とお考えかもしれませんし、嫌な気持ち、不安な気持ちを我慢している親御さんは結構おられるのではないでしょうか。その我慢は必要なのでしょうか?

アドラー心理学で考えると「反抗期」も全く別の捉え方で十分対応できるものです。はっきりいうと「反抗なく」過ごせるのです。それにはお子さんへの対応を変え、関係を見直していくことが必要になります。

あなたはどんな反抗期を過ごしましたか?

親に反抗していたとき
あなたはどう感じていたのでしょう?

もしかしたら今お子さんの反抗期で困っているあなたにも反抗期があったかもしれません。

もしそうでしたらその時のことを思い出していただきたいのです。

あなたが親に口をきかなかったり、無視したり、暴言を吐いたり、反抗していたときどんな気持ちでしたか?

「いちいちうるさい」と感じて口をきかなかった。

「いつも同じことを何度も何度も言われる」ので無視をした。

「しつこくあれこれ言われ、自分の価値観を押し付けられたり、思い通りにしようとされた」ので激しく暴言を吐いて反抗した。

のではないでしょうか?

またもし自分はそれほど反抗しなかったなと思うのであれば、今までの人生の中で、つい反抗的な気持ちになったときのことを思い出してみてください。それはどんな状況でそう思われましたか?

もしかしたらあなたが反抗していたとき、反抗したくなった時と同じように今のお子さんは感じているのかもしれません。

あなたがいろいろ口を出したり手を出したりすることは、親として心配だから当然のことと思われますが、それが今の「反抗」を生んでいるとしたら、方法を変えることを考えて行きたいものです。

なぜなら今の状態は双方が嫌な思いをしています。あなただけでなくお子さんもです。どちらも幸せにはならない方法です。

あなたの気持ちを伝える方法を変えるだけでいいのです。心配することは親として当然ですから、お子さんへの伝え方や関わり方を変えてみましょう。

アドラー心理学で「反抗期」を考える

子どもには子どもの世界が確立しているのだと知っておきたい

アドラー心理学で考えると「反抗」の目的は「口を出して欲しくない」「手を出してほしくない」「自分の世界に勝手に踏み込んでほしくない」などの子どもからのメッセージです。

それを心配だからと言ってやり続けるので反抗が続き、お子さんとの関係も悪化していくのです。

すでにお子さんは自分の世界を確立しており、それを大事にしたいと思っていますし、できることなら理解してもらいたいとか勝手に踏み込まないで欲しいと思っています。

お子さんによっては構わないでくれと思っていることもあるでしょう。

しかし親としてどうしても介入しなければならないことも出てきます。そんな時どう介入すればよいのかについて記しておきます。

アドラー心理学で考える「反抗期の対処法」

小さい子供のころと同じような関わり方をしているのをやめる

もしかしたら日常生活のこまごまとしたことをあれこれ小さい子どもに言い聞かせるように口を出しているとしたら、それを減らすことにまず取り組みましょう。

もしその際に感情的になっておられるのであれば(きつい調子で言ってしまう、叱るなど)その伝え方はほとんど効果がありません。

自分の世界に勝手に踏み込まれた上に叱られたお子さんはあなたへの反抗心を膨らませるだけです。お子さんとの関係が悪化する要因になります。

どんなにあなたの言うことが正しくもっともでもお子さんは受け入れる気持ちにはなりません。感情的になったら言葉を発する前にその場をまず離れ気持ちが落ち着いてから話をするようにします。

言わないこと、言うことを決めて感情的にならない。これにはアドラー心理学の課題の分離や感情の使い方で学ぶことができます。

最低限これだけは言わないと・・・と思っていることは伝えて構いませんが、いう場合にはあらかじめ「これはお母さんの意見なんだけど聞いてくれるかな?」と了解を取ります。

上に述べたように子どもは自分の世界に勝手に口を出されるのが嫌なのです。勝手にというのは、自分が望んでいないのに・・自分がお願いしていないのに・・・ということです。

ですから勝手に・・・とお子さんが感じないようにあらかじめ了解を取ります。そして意見を伝えるのです。「お母さんは~と思うのだけれど。」「お母さんはその方法はあまりいいことだとは思わないのだけれど。」と言ったような伝え方をします。

口を出すことを減らし、子どもの行動に口を出す前に了解を取り、あくまで意見として伝える。これだけでもすることができれば、お子さんの「反抗」はだいぶ減るはずです。

課題の分離や伝え方はSMILEという親子関係のセミナーで取り上げますので、機会がありましたらぜひ受講をお勧めします。⇒SMILE

なおこのページで取り上げた対処法はあくまでアドラー心理学を基にした一つの基本的な指針に過ぎません。状況によってはこの対応だけでは不十分であったりあまり効果がない場合もあります。一度親の会でご相談いただくことをお勧めします。

反抗期の対処法5つの原則

  • 手出し口出しをしたくなったら「これはどうしても言わなければならないことか手を出す必要があるかどうか」を考えよう
  • 自分が感情的になったときは言葉を発する前にその場を離れよう
  • 勝手に子どもの行動に口を出すのをやめあらかじめ了解を取ろう
  • あくまで自分の意見として伝え、それを受け入れるかどうかは子どもに任せよう
  • 子どもには子どもの世界があることを認めよう

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ごあいさつ

代表・高橋直子
資格、経歴

日本アドラー心理学協会認定・マスタープラクティショナー

日本支援助言士協会認定・コミュニティカウンセラー

日本ブリーフセラピー協会認定・ブリーフコーチ・エキスパート

ヒューマン・ギルド社認定

SMILEリーダー、ELMリーダー&トレーナー

誠実に一生懸命に丁寧に
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仙台市のNさま

思春期の子どもとの関係に悩んでいてアドラーの本に出会い受講しました。子どもを支配しようとしていた自分に気づかされました。何から取り組んでいったらいいのか明確になり、重くのしかかっていた悩みから解放されました。

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