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アドラー心理学講座
アドラー東北
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一つ一つの積み重ねを
勇気づけていくーアドラー子育て
このページをご覧のあなたは、お子さんの日常生活についてたくさんの不満を感じておられるかもしれません。
朝一人で起きられない、宿題をしない、勉強をしない、忘れ物が多い、部屋を片付けない、手伝いをしない、基本的なことができなくてこの子は大丈夫?と不安を感じておられるのではないでしょうか。
そして思わず「早く~しなさい」「どうして~できないの」
「~しなさいって言ったでしょ」という言葉を投げかけておられるかもしれません。
「0ちゃんはもう~できるんだってよ、あなたも早くできるようになりなさい。」という焦りからくる言葉をかけてしまうこともあるかもしれません。
さてそれでは結果はいかがですか。これらの言葉をかけてできるようになっているでしょうか。
ゲームばかりしているお子さんに「またゲームをして、いい加減にしなさい。」と声をかけ怒ったとして、それでその行動がなくなったのかどうか・・を考えてみてください。
もしも今の対応でうまく行かないと感じておられるのであれば別の方法を選択することを考えてみたいものです。
子育ての目標も人それぞれ
アドラー東北の子育て講座(SMILE)でまずお聴きするのは「どんなお子さんに育ってほしいとお考えですか?」ということです。
子育ての目標が明確でない場合も多いですし、「勉強のできる子に育ってほしい」とか「優しい子どもに育ってほしい」とか様々な意見が出ます。
そんな中でやはり多いのは「自立した子どもに育ってほしい」という意見です。
アドラー心理学の子育て法は、この「自立した子ども」に育てるための方法です。ですからそういった子育てを目指しておられる方にこそ学んでいただきたいと思っています。
もしその点であなたのお考えと一致したのであれば、以下も読み進めてくださるとうれしいです。
あなたの願いは何でしょう?
「もう起きないと間に合わないのにまだ起きてこない」
そう感じたあなたは「起きなさい」とお子さんをおこしに行っていることでしょう。
「また忘れ物をしていった。本当に困った子ね。」
そう思ったあなたは「~は持った?また忘れるわよ。」と声をかけているかもしれません。
言われたお子さんの方はどう感じるでしょう。
「寝ていてもちゃんとお母さんが起こしてくれる」「忘れ物をしないようにちゃんとお母さんが言ってくれる」そう感じているとしたら、これはあなたが望んだ結果ではないはずです。
あなたの望みは「自分が起こさなくても起きてくるようになること」「自分が言わなくても忘れ物をしないようになること」ではありませんか?
今の対応だとお子さんはあなたを当てにするようになってしまいます。「自分のことを自ら進んで自分でやる子ども」にならないことは確かです。
自立とは「自分のことに責任を持ち自分ですべきことができる」である
それでは今までのやり方ではなく声をかけるのをやめてみましょう。
そうすると何が起きるでしょうか?
お子さんは寝坊をするかもしれません。学校に遅刻するかもしれません。朝ごはんを食べられないかもしれません。
お子さんは忘れ物をするかもしれません。学校に行って困ったことになるかもしれません。
もしかしたらあなたに「どうして起こしてくれないの?」「お母さんのせいで忘れ物をして怒られちゃった」と文句を言うかもしれません。
それでも口を出すのをやめ続けるとどうなるでしょう?
「お母さんは当てにできない。自分のことは自分でしなきゃ。」と思うのではないでしょうか?
もしもあなたの望みが「自分のことは自分でできる子どもになってほしい」ということであれば、どちらの方法が有効かはお分かりだと思います。
もしかしたらあなたは子どもが失敗するのは親である自分の責任と感じておられるかもしれません。失敗したら自分が悪いと感じてしまうのかもしれません。
また失敗すること自体が良くないことと思っているかもしれません。
ご自分の経験を思い出していただくと、失敗した時あなたはどういう気持ちになりましたか?
「落ち込んだ」り、「またあれこれ言われる・叱られる」と思ったのではないでしょうか?
もしかしたらあなたが口を出すのは「子どもに嫌な経験をさせたくない」「子どもに失敗という悲しい経験、困った経験をさせたくない」と感じる親心ー「優しさ」から生じているのかもしれません。
ところが残念ながら今の「優しさ」の方法を発揮している限り子どもは自分でできるようにはなっていきません。ですから「優しさ」を発揮する方法を変えるのです。
「これからやろうとしている目の前の行動」に口を出すのではなく、「一人でできた時や、自分で考えなんとかやろうとしている姿勢・行動」を見た時に声をかけるーに変えるのです。
また「失敗」は決して悪いことではありません。失敗するからこそ進歩があり、失敗するからこそ考えるのです。「次に失敗しないためにはどうしたらいいだろう」という創意工夫の芽が育つのです。
お子さんのそういう能力や未知の可能性や芽を育てる子育てをするーそれがアドラーの子育てです。
親が身近にいるうちにたくさん失敗から学んでもらえれば・・・と考えたい
あなたも今までたくさんの失敗をしてきたことでしょう。その時にどんな気持ちでしたか?
そういう時にどんな言葉をかけられたら「よし、次は頑張ってなんとかうまくやるぞ」と思えるのでしょう。
失敗を糧に大きく成長することは誰にでもあることです。
私たちは成功体験より失敗体験の方がより学ぶことができます。なぜならば失敗するとより考えるからです。成功体験は「良かった・・。」で終わってしまいます。
あなたはきっとどんな時もお子さんの味方であろうとするでしょう。親としてそれは当然の気持ちです。
これは今あなたがお子さんの身近にいて味方でいられる子どもの時期だからこそお子さんは安心して失敗できるとも言えます。
その失敗からたくさんのことを学べるとしたら、自分が身近にいるうちに大いに失敗から学んでもらって自分で考え自分でできる子どもに育ってほしい、そう考えられたらとても素敵なことだとは思いませんか?
アドラー心理学の「勇気づけ」は、失敗した時にこそ活きる言葉かけ、親の態度です。子どもが失敗してもそこからまた立ち上がる力を与えるエネルギーを持っています。
残念ながら今までの「褒める」という方法は、失敗の時には使うことができません。勇気づけは褒めるとは全く別の方法です。
「自分で考え自分で決めて、実行できる子どもに育ってほしい」、そういう子育てを目指すのであればアドラーの勇気づけの子育てぜひ学んで実践していただければと思います。
日本アドラー心理学協会認定・マスタープラクティショナー
日本支援助言士協会認定・コミュニティカウンセラー
日本ブリーフセラピー協会認定・ブリーフコーチ・エキスパート
ヒューマン・ギルド社認定
SMILEリーダー、ELMリーダー&トレーナー
誠実に一生懸命に丁寧に
15年の臨床経験に基づいて「受講生さんを笑顔にする」をモットーにしております。ご相談はお気軽に。
思春期の子どもとの関係に悩んでいてアドラーの本に出会い受講しました。子どもを支配しようとしていた自分に気づかされました。何から取り組んでいったらいいのか明確になり、重くのしかかっていた悩みから解放されました。