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子どもの暴力

他者操作の一番楽な方法ー「暴力」

暴力では誰も幸せになれない

私たちは子供や他者を思い通りに動かしたいときどうするか、人それぞれに方法を持っています。

自分が相手に何かをしてほしいとき、相手に働きかけるにはどうしたらいいのかをそれぞれ採用しているとアドラー心理学では考えます。

一番わかり易いのは赤ちゃんです。泣けば誰かが構ってくれます。母親がおっぱいをくれます。抱っこしてくれます。おしめを代えてくれます。

赤ちゃんは言葉を発することができないので、「泣く」という方法で自分の要求を伝えしてもらおうとするのです。アドラー心理学で言うところの感情を使って他者を操作する方法の一番シンプルな形がこれです。

ところが言葉を話せるようになっても言葉を使わず、赤ちゃんと同じように感情を使って相手を操作することを選択してしまう子どもがいます。

その一つが暴力です。相手を暴力で自分の思い通りに動かそうとする。それがその子供の採用した方法であり、言ってみれば一番簡単な方法でもあります。

ところがこの方法を使っている限り子どもはもちろんですが、周りは誰も幸せにはなれないことはおわかりでしょう。

暴力を使わず親や兄弟、周りの人たちと関われるようになっていくことが望ましいのですから、それ以外の方法を周りが示していくことが求められます。

子どもの暴力をアドラー心理学で考える

子どもは何の目的で暴力をふるうのか

アドラー心理学は目的論心理学ですから、「なぜそうしたのか?」という原因よりも「なんのために?」という人間の行動の目的をみていきます。

どうして暴力をふるったの?と原因を探ろうとしても、本人がわからなかったり説明ができなかったりすることもありますし、相手が気に入らないとか、誰かや何かが悪いからと答えるのがせいぜいの反応でしょう。

これはほとんど解決にはならないのです。その子の気に入るように他者が生きているわけではありません。

目的論で考える場合には「何を得たいと思っているのか?」「何のために?」と問います。目的論を探る方法は意外と簡単です。

あなたがもし突然子どもに暴力を振るわれたらどうしますか?この問いの答えがその子が暴力をふるう目的です。

「黙れ!」「もう何も言うな!」「お前の話は聞きたくない!」と言ったところでしょうか。

してしまいがちな暴力への対応

暴力という方法は適切ではないが
エスカレートさせない必要はある

この際に親や周りの大人がしてしまうのは、あわてて押さえようとする、言い訳をする、説明をする、説得を試みるなどです。

これをすると本人の暴力はますますエスカレートします。

なぜなら最初に述べた目的が達せられないからです。

恐怖を感じたらその場から離れてもいいので、とにかく話そうとするのはやめたほうがいいでしょう。

子どもが落ち着くのを待って、それから向き合う必要がありますが、その際にも言い訳や説得は厳禁です。

「何がわかってほしかったのか?」「子どもの言い分」について口を挟まず黙って子どもの話を聞いてください。

その繰り返しと、親子関係の土台をアドラー心理学の「相互尊敬」「相互信頼」そして「勇気づけ」の子育て法に変えていく過程で暴力をふるうという方法を採用する事はほとんどなくなっていくはずです。

なぜなら暴力を使わない新しい方法の方が自分が幸せを感じるからです。そしてそれは親にとっても新しい親子関係の構築を通して子どもとの幸せな関係を結ぶきっかけになるに違いありません。

親として気を付けたいこと

子どもは良いことも悪いことも周りの大人を見て学習しています。

「~するには~する方法があるんだな。」と日々学び続けています。

それを自分の方法として採用するかどうかは本人次第であるとアドラー心理学では考えますが、共に「こういう方法はどうなんだろうね?」と話し合える関係を築いておけば、適切な行動を選択する可能性は多いと思います。

またくれぐれも親の方が「この方法はあまりいい方法ではないな」と感じることは選ばないという覚悟も必要です。親も人間ですから「しまった・・。」ということもあるでしょう。そんな時は率直に謝ることも必要です。

「お父さん、お母さんの方法は良くなかったね。」と認めることです。その勇気が子どもの選択の幅をさらに広げ、共に暮らす仲間としてどうすればいいのか、考えるきっかけにもなるでしょう。

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ごあいさつ

代表・高橋直子
資格、経歴

日本アドラー心理学協会認定・マスタープラクティショナー

日本支援助言士協会認定・コミュニティカウンセラー

日本ブリーフセラピー協会認定・ブリーフコーチ・エキスパート

ヒューマン・ギルド社認定

SMILEリーダー、ELMリーダー&トレーナー

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すべきことが明確になり、重くのしかかっていた悩みから解放されました。
仙台市のNさま

思春期の子どもとの関係に悩んでいてアドラーの本に出会い受講しました。子どもを支配しようとしていた自分に気づかされました。何から取り組んでいったらいいのか明確になり、重くのしかかっていた悩みから解放されました。

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